『万博行きたい!一緒に行こう!』、そう母が言った時、私の頭に浮かんだのは『めんどくせえええ。人混みにのまれ体力と気力を限界まで酷使するイベントに金と時間を使いたくねえええ』だった。

今ではそんな自分を殴って万博作り上げた全ての関係者の皆様に陳謝したい。
そして何より、こんな性根が腐った娘を誘ってくれた母には心から感謝。

留学資金をかき集めてくれたこと、
大学4年間の家賃含め仕送りをしてくれたこと、
の次に感謝するレベルである。←

大屋根リング、テレビで見るのとはまるで違ってとにかく圧巻だった。

2キロにわたる美しい円が地平線のように広がっていて、
下から見ると力強さと精密美を感じ、
上を登ってみると草や花が綺麗に生い茂り(まずそれに驚いた)人工物なのに空と海に調和するような平和の象徴のように感じた。

そして夜のライトアップ。
リングのラインライトが輝く幻想的な情景はずっと眺めていられた。
そこを歩いてる人たちもみな、口がほころび、目はキラキラしていて、リング上一体が多幸感で溢れてて
こうやって世界が一つの円になり、平和がずっと続いたら良いな、なんて陳腐なことまで考えてるほどだった。

今となっては終わってしまったことがどうしようもなく悲しい、もっと早い時期の平日に行っていればとか、情報収集しっかりしていればとか、普段後悔をしない私が珍しく悔やんだ、でも後悔先に立たず。
この体験ができただけでも、幸せと思わないとな。

エネルギーたっくさんもらったので、また明日から仕事に育児に恋愛に、頑張るぞー!!!!!